世界を思い通りに動かすには

歴史が好きだ。

受験の時に日本史世界史両方やってたのもあって、その時の名残で旅行とかに行くと城とかついつい見てしまったり、海外出張とか行った時も史跡巡り的なことは空いた時間でやってたりする。

歴史上のあの場面この場面、どういう風に考えていたんだろうとか、何故こういった行動に及んだんだろう、とか、あれこれ考えるのは結構楽しい。

 

ただ一方で学校の勉強で「●●(任意の教科)なんてできなくても将来困らない」的な学生の嘆きはよく聞くけど、歴史なんてその筆頭格な気はする。

 

とはいえ意外と役に立つ場面もあったりする。

「こういうことをしてきた人は必ず滅びる」とか「こういうことをするとこうなる」というような経験則的な部分。

「~をすると●●なことは歴史が証明している」という言葉、一度は聞いたことがあるのでは。

 

歴史が証明している事項は様々あるけど、

今回一つ思ったのは

「支配者は演説がうまい」という話。

特に独裁者と呼ばれた層は演説がうまいという話をよく聞く。

 

考えてもみれば当たり前のことで、

明らかに異常なことを成し遂げるためには周囲を納得させられなくてはならない。

データやなんやらで納得させられるようなことじゃないのであれば武器はもうその口しかない。

そりゃそうなんだけど。

 

一方で支配される側、いわゆる民衆、大衆というものも不思議なもので、1人1人で見るとなんやかんや考えられるのだが、集まると思考が放棄される、もっとストレートに言うとバカになるという傾向がある。

まぁこれも長いものに巻かれるとか、流れに従うとか、そんなところなんだろうなとは思う。

 

いわゆる支配者と呼ばれる層はこういった大衆を動かすのが非常にうまい。

言い換えれば演説がうまいといったところだろうか。

短期的に人を動かすには怒りとか不満とかそういったネガティブな感情を刺激してやればよい。だいたい現在の生活とか上級国民とかそういったところに対する不満に触れて共通の敵を作ってやったりしている。俗にこれをポピュリズムとか言ったりする。

 

古くからよく使われる手だったり、ちょっと前だとトランプがポピュリズムの化身みたいな扱いされてたけど、いつの世も出てくるんだなあという感じ。

ポピュリズム自体はメリットデメリットあるから良し悪しを論じる気はここではないのであしからず。

 

スケールのでかい話になってしまったが、もう少し身近な話にすると、

「話のうまい奴って輪の中心にいない?」

って感じ。

通話とかしていると自然とそういう人が会話回しているイメージがあります。

 

たぶん我々の属してる配信という世界も同じようなことが言えて、

配信者はそれぞれ自分の配信という世界を持っているわけで、

その中でどのように自分のやりたいことをやっていくかというと、

トークスキルって結構重要なんだろうなあと思った次第です。

前で挙げた「大衆・民衆」よりリスナーの方がいろいろ考えがあったり1人1人を見た方がいいと思うから難易度は高いけど、ある程度配信の雰囲気をコントロールするのは配信者のスキルなんじゃないかな。

 

トークスキルってどうやったら磨けるのかとかどういう風に会話を繋げるかとかはわかりません。そういう本とか読んでも結局実践が最強なんじゃないかなあ。